「大学は経済学部に入ったんだけど、やっぱり薬剤師になりたくて……」 先輩薬剤師さんインタビュー

更新:19/3/4

大学は経済学部に入ったけど、やっぱり薬剤師になりたくて

文系から薬剤師として活躍している人に、薬剤師になろうと思ったきっかけや、薬剤師になるまでの話、薬剤師を目指している人へのアドバイスなどを聞いてきました!(関連記事:理科も数学も苦手なんだけど、薬剤師になれる?

今回取材させてくださったのは、調剤薬局で働いている30代男性の薬剤師、さとしさんです。

──薬剤師になろうと思ったきっかけは何ですか?

就職や将来の安定性を考えて薬剤師になろうと思ったよ。と言っても、自分の場合は文系の大学に入学してからそう思ったんだけどね。

薬剤師になるには大学は薬学部に進まないといけないんだけど、経済学部に入学したんだ。もともと理系科目は苦手で、英語や国語が得意だったし、高校時代も文系クラスだったから、そのまま経済学部に入った感じ。

でも、将来のことを考えた時に薬剤師の資格を取りたい気持ちが強くて、薬学部に入り直したよ。

──文系の大学に入ってからの進路変更!?大変じゃありませんでしたか……?

慣れない理系科目の勉強だからね、そりゃ大変だったよ。特に化学にはとても苦労した覚えが……。化学式とか構造式とか意味不明なことばかりで、「こんなの分かるかー!!!」って投げだしそうになったこともあったな……。

それでもあきらめずに、化学や数学の基礎から解説してる参考書を買って1年かけて勉強して、無事に薬学部に合格!

化学は高校時代にほとんど学んだ経験がなかったから、初めはすっごく苦手意識があったけど、基礎から始めて少しずつステップアップしていくことで合格レベルにまで達することができたよ。

──それを聞くと、「向いてるか向いてないか」なんていうのは関係ないと思えてきますね。

そのとおりだと思うよ。向いてるか向いてないかなんて関係ない。こてこての文系で化学も数学もさっぱりだった自分でさえ、1年足らずの勉強で薬学部に合格することができたからね。めちゃくちゃ大変だったけどさ。

だから、中学・高校の時点からなりたいって思っているなら、苦手を克服する時間なんていくらでもあるし、うらやましいよ!

──たしかに時間はあるのかもしれませんが、その時間でどう頑張っていけばいいのでしょうか……。

とにかく日々の勉強の積み重ねが大切だね。行きたい高校とか大学に合格するためにも、ちゃんと授業に出席して、定期テストで良い成績を取ること目標にするといいよ。

あとは、大学の薬学部を受験するときに理科・数学・英語が必要になってくるから、この3つは今のうちから頑張って勉強した方がいいね。

──なりたいって強い気持ちがあれば、なれないものなんてない気がしてきました!

いや、実際そうだと思うよ。自分みたいに数学や理科が苦手っていう文系タイプの薬剤師も、20歳を過ぎてから薬学部に受験することを決めて薬剤師になった人も、実際にたくさんいるから。強い気持ちを持って頑張ればなれるよ。

それに、早いうちから将来の夢とか目標が決まってるなら、他の人たちに比べてかなり有利な状況にあると思うし。「自分は向いてないかも」って可能性をせばめないで、いろんな方法を探しながら一歩一歩前に進んでいけば、10年後には、さっそうと白衣に身を包んで、患者さんに笑顔を振りまくステキな自分に出会えるはずだよ。

監修

みどり

都内の製薬会社でDI・学術担当として働いている、現役の薬剤師。ドラおじさんの薬剤師・転職相談室では、全国の若手薬剤師を代表して質問をドラおじさんにぶつけていますが、ここでは私がぶつけられる側です。薬剤師経験を生かして、どんな相談にも一つひとつ真剣に答えていきます。

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